地球の変わり目と人類の鍵

前にこんな記事を書いた。

七夕の夜に世界平和を願う

要約すると、地球上を移動できるようになった僕らは、事実上世界を「シェア」している。しかし戦争が起きたり、治安が悪くなったりすると、「行ける場所」が「行けない場所」になる(シェアできなくなる)から、これは人類全体にとっての損害だ。だから世界平和は大事である。ようなことを書いた。

しかし大変残念なことに、現在世界の至るところで、目を覆いたくなるような紛争が、同時多発的に起きている上に、今後ほかの地域でも戦火が上がりそうな雰囲気だ。

さらにアフリカでは、致死性の高い恐ろしいウイルスが、パンデミックに近い状態まで蔓延している。

さらにさらに、日本を含めた世界中で異常気象が常体化し、大きな被害が生まれている。

上記の記事のロジックでいえば、大損害もいいところで、この不安定さはいつまで続くの??という感じなんだけど、たまになんでこんなことになってしまったんだろう?とボーッと考えることがあるんだよね。

で、今のところ出ている答えが、「ああ、変わり目なんだな」ということ。

時代の変わり目、地球の気象の変わり目、人類のパラダイムの変わり目など、あらゆる変化がまとめて来ているような気がするんだよね。変わり目というのは必ず不安定になるし、今までやってきたことの「ツケ」を清算する時でもあったりする。世界の紛争、病原菌の流行、異常気象、どれをとっても、元をたどれば、20世紀の大量消費社会、資本主義、東西冷戦等のツケがまわってきているとしか思えない。

この地球は人類含め、すべて繋がっている。ゆえにこの変化の代償は全員が払わねばならないだろう。逆に考えれば、その代償・犠牲をどの程度で抑えることができるか、それは地球を完全に支配している僕ら人類にゆだねられている。

僕らのシェアしている地球が、世界が苦しんでいる。シェアしてるんだから、当然他人事では済まされない話だ。わかりやすい「記号」(テロリストやユダヤ人とか、資本主義や格差社会とか)を悪役に仕立て上げ、責任をなすり付けて、固唾を下げても何も解決しないどころか、さらに酷くなるだけだろう。僕らの財産地球を、良くするのも、悪くするのも、僕ら次第であり、鍵は僕ら一人一人が握っている。

その鍵に名前がついているとすれば、「知恵と理性」という鍵だろう。歴史のサイクルがまた、人類を試すタイミングがまわってきているのかもしれない。

とりあえず今はこのへんでおしまい。

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