美しきギリシャ・ミコノス島旅行記03：パラダイスビーチ＆デロス島編
ミコノス島は、白い街並のインパクトが強すぎて、それしか知られていないイメージがありますが、ミコノスタウン以外の観光名所もあります。
■パラダイスビーチ
船で30分くらい移動すると、パラダイスビーチというビーチがあり、名前通りきれいな海を楽しめる場所です。
ミコノス島は海も美しく、南欧の気候もあって、海遊びには最高な「南の島」です。船で少し行くとエメラルドグリーンの海が広がり、自分が今エーゲ海にいることを実感させてくれます。
そんな開放的な南欧の海を手っ取り早く楽しみたいなら、パラダイスビーチはもってこいです。ただ僕は水着を持っていなかったので、ビーチでご飯を食べただけでした。まあ眺めているだけでも楽しいですが、泳ぎたい人は水着も持っていきましょう。
■デロス島
ミコノス島から船で40分くらい行ったところにデロス島があります。
そこは古代ヘレニズム文化の中心地だった場所で、歴史好きにはたまらない島です。島中に遺跡が残っているので、歴史に興味のない人も楽しいと思います。
神殿や住宅の遺跡、そして石に彫られた文字もそのまま残っていて、当時の生活を想像できます。今はもう遺跡以外何もない島ですが、現在にも脈々と流れるヘレニズム文化の源流がここにあったかと思うと、胸が熱くなりますね。
島の博物館では当時の調度品なども見ることができます。
島にはキントス山という山もあって、登ることができます。山とはいえ高さは丘くらいしかなく、石畳の階段を少し登ればすぐに頂上に着いてしまいます。
この山はアポロンの誕生地という、神話的に重要な山で、繁栄していた当時は、頂上から敵の侵攻を見張っていたといいます。小さな山とはいえ、頂上では島全体、そして付近のエーゲ海を一望できます。当時のデロス人は、この景色をどういう気持ちで眺めていたのだろうか、なんてことを想像しながら見ると、遺跡しか残っていない、不毛な島の眺めも変わってきますね。人間の営みがあった「跡」が、2000年以上昔と現在との時差をつないでくれているようです。
ここは砂漠にはえているような小さい植物しかなく、強い日差しを遮るようなものは一切ないため、熱中症対策は必須です。帽子と水は必ず持って行きましょう。
白い街並が芸術的で、きれいなビーチもあって、近くに歴史的な遺跡まであるミコノス島は本当に観光にはもってこいの街ですね。
ただミコノス島の名物はそれだけではありません。太陽の降り注ぐ昼間だけでなく、夕方にも名物といえる風景が現れます。
夕方のミコノス島は次回に続きます。
