クアラルンプールのシンボルKLCCが頑張ってた件
KLセントラルステーションから、クアラルンプールで一番有名な、というかクアラルンプールといえばこのビル、って感じのツインタワーKLCCに向かう。とりあえず初日は一番有名なところに行っておこうと思って。
セントラル駅のホームは立派なつくり。
今回は地下鉄です。
KLCCに着いて、駅の出口から歩いていくと、そのままKLCCに併設されているショッピングモールに繋がっている。商売考えてるよなぁ…。
ということでSURIAという巨大なショッピングモールに来てしまった。でかいしきれい。ここがマレーシアということを忘れてしまいそうだ。
ユニクロあるし、
「おもしろい」寿司教室あるし、
伊勢丹まである…。中はホント日本のデパートと変わらない。
いやーなんかもう世界はフラットになったよなーとか思いつつ外に出る。
ここでツインタワーKLCCのお目見え。
でかい!高い!こりゃ見事だわ。ここ少し前まで高さ世界一だったんだよね。
KLCCの前には、いかにも人工的なきれいな公園が広がっている。
まず目に飛び込んでくるのは、すごい噴水。
きれいで、手入れが行き届いてる都会のオアシスのような公園だ。
プールもあって、
滝の裏側に入れたりして。
子供用の遊具広場もある。(子供が一人も遊んでないのが寂しい)
緑も豊かでホントここが都会であることを忘れてしまいそう。
そしてちょうどKLCCのビルが真正面に見えるあたりに橋がかかっていて、当然そこには記念写真を撮る観光客がたくさん。
でも一人旅で誰も僕を撮ってくれる人がいないので、橋の手すりに映ってる自分を撮ってよけい寂しくなるという荒技をやってみた。KLCC映ってないところがまた…orz
一通り歩いたんだけど、とにかく暑い!そして湿度も高いので汗がハンパなく出る。ずっと外にいるのはきついのでまたモールに戻って何か食べることにした。
上のほうから眺めるSURIA。
一番上の階に行ったら、おおぉ紀伊国屋! ホント何でもあるんだな。
日本語の本はなかったけど、日本の文房具はたくさんあって、ジャポニカ学習帳まで売っていた。
冷たいものが食べたいので、フードコートの中華っぽいデザートの店でマンゴーかき氷を頼んだらすごいのがきた。
かき氷とまわりのゼリーみたいなのはおいしいけど、上に乗ってるチョコレートアイスが甘くて華麗に味を壊している…。とりあえずチョコアイスだけ急いで先に食べた。
かき氷を食べて、フードコートでしばらく休む。フードコートから見えた公園。噴水がおとなしくなってるな。
その後もう一度外に出て、KLCCを真下から撮ったりした。
なんかCGみたいね。
そうこうしてるうちにスコールが降ってきたので、次はスタバで休憩。東南アジアは毎日スコールが降るらしい。
もうだいたい見回ったけど、KLCCは夜のライトアップがスゴイらしいので、日が暮れるまでモールを歩いたりして時間を潰す。伊勢丹の食品売り場を歩いて値段をチェック。フルーツは安い。しかし日本の食材は日本より割高だ。冷凍食品も高いし、大根が400円はきついなぁ。次は普通のスーパーで物価をチェックしてみよう。
夜になったので、モールから外に出たら、なんか音楽が流れている。
何かと思ったら、噴水ショーが始まっていた。ディズニーランドかここは…。
いやーなんか、ここいろいろスゴイよな…とか思いながら、KLCCの正面まで行って、見上げてみれば…そこにはライトアップされてロケットのようになってるツインタワーが。うおー確かにこりゃ見事だわ!
この迫力!この迫力!!
そしてKLCC正面エントランスにはこんな噴水もあって、どっかの宮殿みたいだ。
そこから少しバックすると、記念撮影する観光客だらけなんだけどね。笑
とりあえず見る物見たので、SURIAのフードコートで夕食をとることにした。
ここはアジアのいろんな国の料理があって面白い。
回転寿司もあった。
マレーシアではマレー人とともに、中国人とインド人が多いので、マレー料理、中華料理、インド料理がうまいらしい。でもどの料理もよくわからないので、とりあえず見た目で美味しそうな料理を買ってみた。(多分インド料理)
左のプレートの野菜炒めとチキンはおいしい。しかし左のカレーっぽいスープが激辛で食べられなかった。インド人って毎日こんな辛いの食べてるんだろうか。
お腹いっぱいになったところで、そのままホテルへ帰宅の途。歩き回って足は棒状態。ホテルについたら早めに寝てしまおう。
ざっとKLCCを写真とともに振り返ってみたけど、ここで強く感じのは、このKLCCというツインタワーにマレーシアは相当威信をかけてるなということ。ビルの高さや迫力だけでなく、ビルの中もピカピカ、公園も完璧に手入れされていて、ゴミも落ちてない。そしてあのスゴイ噴水。更にそこら中で警備員が監視していて、公園のベンチで横になっただけで笛を吹かれて注意される。
まさにここがクアラルンプール、そしてマレーシアの「顔」であり、その顔をキレイに保つために相当なコストがかけられている。
でも、正直「厚化粧」なんだよね。
あまりにも素のマレーシアの雰囲気とかけ離れていて、まるで異空間のようなところだった。
同じような気分を味わったのが、アメリカのワシントンD.C.に行った時だった。
あのエリアはホワイトハウスやキャピトルヒルなど、アメリカを象徴するような建物やらモニュメントやらが集中していて、まさにきれいさ、警備の厳重さはすごかった。そしてスミソニアン博物館にあるマクドナルドの店員がハンパなく礼儀正しく、他のアメリカのファーストフード店員のやる気ない対応に慣れてきた自分としては、かなり滑稽に見えた。多分あそこのマックの店員は、それなりの教育を受け、給料も高いのだろう。
その時に感じた違和感というか、「厚化粧しちゃってる感」に通じるものがKLCCにはある。実際マレーシアの雰囲気を知れば、ここの異空間ぶりは際立って感じられることだろう。そんなマレーシアの力んで頑張ってる具合を感じながらKLCCを歩くのもまた面白いかもしれない。
つづく。
関連記事
- 海外旅行でiPhoneを盗まれた話 – 事後対応から保険金請求まで
- 台湾がいい国か確かめに行ってきた(1日目)
- 美しきギリシャ・ミコノス島旅行記01:出発〜ホテル編
- 【アメリカメモ】ソフトバンクのアメリカ放題
- 15年前のカッパーハーバーの記録 – 大自然と無人の街