忘世会のすすめ – 浮世離れ推奨論

自分が書いたブログを読み返していると、つくづく自分は浮世離れしてるなぁと思うことがあります。

ブログの中に「時代」や「世界」、更には「宇宙」や「この世」という、広い範囲の表現が頻繁に出てくるんですね。要するに考えていることが、世間のアレコレよりも抽象度が高く、離れているのです。実際愛読書も、自然科学や物理学、あと歴史や民俗学といった本が多いです。

そんな抽象度高めなことを一人で考えることが多いので、世間との精神的な距離は必然的に離れます。更に仕事も基本一人でやっているので、物理的な距離も人より大きいと思います。しかし離れていることで別段困ることもなく、寂しいと思うことも全くありません。

12月は忙しい上に、忘年会やクリスマスなどのイベント続きで、世間という川の流れに翻弄される期間です。内向的で一人好きな自分にとって、それは苦行のようなものだったので、12月にこうして一人でブログを書いたり、読書できるような身分になれたことを、とても幸せに思います。

外向的で、みんなと騒いだりすることが好きな人は、どうぞ楽しんでください。しかし自分のように内向的で、苦行のような思いをしている人も多くいることでしょう。そんな人たちには是非とも、浮世から離れて、忘年会ならぬ、「忘世会」をすることをお勧めします。

世間の雑踏を離れ、静かで心地よい場所で、一人で読書でもしながらくつろぎましょう。本も宇宙や自然科学などがお勧めですね。今後来る人工知能系の本や、量子力学系の本も、新たな視点を作る意味でいいと思います。

僕らが普段接している「世間」というものは、宇宙や地球の長い歴史の中の1ドットにしか過ぎません。そして量子レベルのミクロの世界から、宇宙のマクロな世界という広大な時空を考えれば、1ドットにも満たない狭い世界です。

そんな狭い世界だけを見て、右往左往するなんて馬鹿馬鹿しいですし、逆に広い世界を認識できれば、いちいち右往左往することもなくなります。

自由とは、世間の文脈の外を流れている、広大な文脈を認識することで得られるものだと思います。そして一度その文脈を知れば、12月の苦行から距離をとった場所で、慌ただしく流れる世間を平和な心で眺められるようになるかもしれません。

ということで、皆さんもたまにはレッツ浮世離れ! 忘世会で1年の疲れを癒しましょう。

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