ペナンのローカルエリアと日本人学校
今日はマレーシア有数の観光地であり、第二の都市でもあるペナン島に向かう。本当はずっとクアラルンプールに滞在する予定だったが、ペナンは「こじんまりとしていて便利」という情報を得て、暮らしやすそうな印象を受けたので、ちょっと観に行くことにした。
今回は単なる旅行ではなく、アジアの拠点を作るための視察の旅。それにはまずその土地の空気を自分の肌で確かめないとね。
朝の5時過ぎに起床。眠いとか言ってるヒマはなく、急いで支度してホテルを出た。
駅で6時始発のモノレールを待つ。あーでもやっぱ眠い…。
始発のモノレールでKLセントラル駅まで行き、そこからエアアジアの会社が運行しているスカイバスで、クアラルンプール空港のLCC専用ターミナル(LCC-T)まで向かう。LCC-Tは空港のメインターミナルから少し離れたところにあるらしい。
このスカイバス、朝3時から30分間隔で運行しててとても便利だ。市内からタクシーだと2000円くらいかかるけど(それでも日本の基準で考えたら格安だけど)、このバスなら9リンギット(225円くらい)で行けてしまう。
スカイバスの車中で隣に座った中国人のおじさんと話す。たどたどしい英語だったけど、いろいろ話が聞けて面白かった。
1時間ちょっとでLCC-Tに到着。
9時50分発の飛行機なんだけど、昨日エアアジアから「少なくとも3時間前」には飛行場に着いておいたほうがいいみたいなメールが来ていた。今日からマレーシアは祝日の連休に入るらしく、混み合うから遅く来たら乗れないかもよ、と警告されてる気分になって、急いで7時半に来たのに、ターミナルはスカスカ。セキュリティーチェックでも誰も並んでなく、余裕にゲートまで辿り着いてしまった…。
まあ海外旅行は何があるかわからないので早め早めの行動が鉄則だけどさ、わざわざ5時に起きる必要もなかったな〜なんて売店で買ったまずいサンドイッチを食べながら思ったりしてました。
やっと搭乗の時間がきてゲートが開いた。
普通の航空会社ならこのまま飛行機の入り口まで直行だけど、ここはLCC、地上階まで降りたら、自分で飛行機の乗り口まで歩いていかなきゃいけないのね。
初エアアジアに搭乗!
中は普通のエコノミーと変わらない感じ。ドリンクとか機内食はオプション料金払わないともらえないけどね。何より印象的だったのが、スッチー(古)の方々で、彼女たちのユニフォームが真っ赤な上にピチピチなサイズでボディライン目立ちまくりだし、中のシャツも胸元まであいてるの。どう見てもあからさまに狙ってるし、ムスリムの国の航空界社がこんな格好させていいのかなんておせっかいなことを考えたりした。スタイルがいい美人以外の女性は、エアアジアのCAにはなれないんじゃないかな…。
とか考えつつも飛行機が離陸する前に寝てしまう…。
1時間くらいでペナン空港に到着。
また飛行機から徒歩で空港へ。
バス乗り場を見たら市内行きのバスが停まってたので、ダッシュで乗車。
ここからペナンの中心都市ジョージタウンまで1時間ほどバスに揺られる。
途中スコールが降ったり、晴れてきたりの繰り返しで、熱帯の島に来たことを実感させられる。
ジョージタウン到着。
右も左もわからないので、iPhoneのGoogleマップで確認しつつ、ホテルに向かう。日本からポケットWifiレンタルして毎日iPhone使ってるんだけど、ホント便利だわ。スマホの普及で旅の形はまた違ったものになっていくね。
なんかゴミゴミした街だな〜というのが第一印象。まあバスディーポのあるエリアが特別カオスってのもあるけど。
さすがチャイナタウンが大部分を占めているジョージタウン。ここ完全に中国だわ。
すごい中国チックな住宅街を歩きつつ、とりあえずホテルに到着。
荷物を置いて、すぐに外に出た。
向かう場所はジョージタウン中心部でも観光名所でもなく、街のはずれにあるペナンの日本人学校。もしもここで暮らしたら息子の学校をどうするかは当然出てくる課題だし、観光名所よりもローカルなエリアを歩いたほうが、生活感がリアルにわかるかなと思ったのだ。
予想通り観光エリアから外れると人がほとんど歩いてない…。
ジョージタウンの第一印象は、「古くてカオスな南国の街」。
植民地時代の西洋建築と、チャイナタウンの雑多感がミックスされたようなカオスな雰囲気。ボロボロで汚い部分もあれば、南国なカラフルな風景もあり、何とも一言では表現できない「混ざり具合」がある。
そして古い建物の向こうには、最新のコンドミニアムの建設ラッシュだったりするのだ。
ジョージタウンの中心エリアから外れると、だんだん普通の街の雰囲気になってきた。地図では近く感じたけど、歩くとずいぶん遠い…。しかも交通量が多く、空気が汚い上に、なんか臭いのだ。多分外で生ものを調理している店が多いのと、ゴミの処理をちゃんとしていないからだと思うけど、歩いていてずっと生ゴミ臭い。まあ湿度の高い南国だから仕方ないのかもしれないけどね。とにかく排気ガスと生ゴミ臭さは歩いていてきつかった。
そして川は絵に描いたような「ドブ川」…。
メイン通りから少し離れると、川沿いに鶏がいた。
チャイナタウンを抜け、完全にマレーシアのローカルな入ってしまった。すれ違う人は地元の方しかいないので、僕は格好的に完全に浮いている。苦笑。
そしてやっと日本人学校に到着。
学校自体はきれいだけど、ちょっとまわりがな…。
こじんまりした街と聞いていたので、学校にも歩いて通えるかもみたいに考えていた自分のイメージは完全に崩れた。とても子供が歩いて通えるような場所ではない。
夏休みでひっそりしていた日本人学校を後にして、ジョージタウンの中心部に戻る。
ここは単にローカルな場所なのか、スラムっぽい場所なのか僕にはよくわからない。
途中スクーターとバイクに小学生くらいの子が普通に乗ってて笑った。
モスクもあった。
とりあえずジョージタウン近郊のローカルなエリア&日本人学校周辺の雰囲気はわかった。
正直に言えば、ちょっとここは日本人が住める場所ではなさそうなので、方針を変えて外国人の中長期滞在が多く住むというエリアに向かうことにした。
つづく。
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