永遠の16歳の自分が39歳になってしまった
39歳になった。
ついに僕の30代もあと1年になってしまった。
29歳の時に、20代を振り返ったのがつい数年前のように感じてしまう。やっぱり年を重ねるにつれ、時間の流れが早く感じるという説は正しいようだと実感するね。
誕生日は毎年、儀式のようにやっていることがある。それは心地のいい場所で、16歳の頃によく聞いていた音楽を聴くことだ。
なぜなら自分にとっての「初心」とは16の頃にすべて決まったので、その頃の音楽を聴くと、あの頃の心情が映像ともに蘇ってきて、改めて初心を再認識できる。
僕は16歳の頃に、「将来はこんな風に生きよう」と決めた。
アメリカに行ったのも、デザインやアートで活動してるのも、すべてその時の考えに従っているにすぎない。
まあ大雑把に言うと「やりたいことをやって自由に生きる」ということなんだけど、20代はやりたいことを仕事にできたとはいえ、忙しすぎて自由がほとんどなかった。
そして30代は今振り返ってみると、その反動かのように「自由に生きるにはどうすればいいか」という命題に真剣に向き合っていて、古今東西の知識を吸収し、試行錯誤しつつアップデートを繰り返していたように思う。
この記事でも書いたけど、「魂」とは「その人の情報」に解釈できると思っている。例えばある人が亡くなった時に、周りの人が持つ「その人はこういう人間で、こういう生き方をしていた」という残り香のようなモヤっとした情報の総合体が、「魂」と呼ばれるものなのではないかと推測している。
その意味で、僕は16の頃に自分の中で形作られた「魂」に忠実でいたいと思っている。
やりたいことをやって自由に生きる。
それ以外は正直どうでもいいというか、時間的にも能力的にも人生の枠は限られているので、入らないものは仕方がない。そしてそれによって起こるメリットもデメリットも、自分が望んだ生き方であるならば、比較的容易に受け入れられるのではないかと思っている。
ということで39歳になった「永遠の16歳」今年も頑張りますです。
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