Unknown Asia 2018に参加した記録

今年もUnknown Asiaにアーティストとして参加した。

Unknown Asiaとは大阪で行われる大規模なアートフェアで、アートにとどまらず、イラストや写真、パフォーマンスなど、多岐のジャンルが一同に会するお祭りのようなイベントである。去年参加してすごく面白かったので、今年も参加。


僕はアーティストでありながらデザイナーでもあるので、Unknown Asiaはなんとなく親和性を感じており、何より多種多様なジャンルの出展者やレビュワーの方々と知り合え、熱く語れるのは一作家として大変貴重で楽しい時間である。一人で作品を作っているとどうしても独りよがりになってしまうので、客観的な意見交換の場としても出る価値は十分あるし、逆に僕もレビュワーよろしくで、知り合ったアーティストの方々の作品に自分なりの評価と感想を伝えたつもりだ。

今回もいい出会いがあった。小島和人ハモニズムさんという、自身も表現者でありながら、演出側にまわったり、宿をやっていたりと、把握するにはもっと話さないといけない方だが、会った瞬間にただ者ではないことだけはすぐにわかった。そんな小島さんに賞をいただき、素晴らしいレビューを書いていただいたので、ここに載せさせていただく。

賞をいただいたことはもちろんありがたいが、何より面白い人と知り合えたことが嬉しく、まずは今後小島さんの拠点の京都や、僕が拠点としている福岡や東京で遊べたらと思う。

僕は今まで関西とは全く接点がない人生だったが、Unkown Asiaに参加したおかげで関西圏の方々とたくさん知り合えたので、今年中にまた大阪や京都に伺いたいし、福岡にも一度は来てほしい。ていうか来て。

 

昼の展示も楽しいのだが、アートフェアは夜も楽しい。

みんなでお好み焼き食べたり…

 

主催の谷口さんDJのパーティがあったり。

アートなどクリエイティブの話もいいけれど、結局のところ全く関係のない場所で関係のない話をするのが一番繋がれたりするのよね。作品と同じくらい作家のパーソナリティが大切なので。

 

そんなこんなでUnknown Asiaの3日間はあっという間に過ぎ、搬出を終えてから、疲労でフラフラになりながら道頓堀でたこ焼きを食べて今回の大阪は幕を閉じた。

 

今月はアート関連のイベントが多かった上に、デザインの案件も多数並行的にこなしていたために、正直忙しさは時間的にも体力的にもリミットすれすれで、最後のUnknown Asiaで燃え尽きる思いで、完全にハイ状態で3日間を乗り切った。

そして体は文字通り燃え尽きたようで、帰宅後は全身の痛みと発熱で寝込むことに…。熱が下がっても肩の痛みが消えないので、生まれて初めてこんなものを貼って文章を書いている次第である。

 

21世紀は人類が自分のやりたいことに、人生のリソース全てを注げる環境が完成される時代であり、現代人はその流れに適応しなければならないと毎度のように主張している僕であるが、正直体を壊すまではいかがなものかと思わなくもない…。ベストは尽くしたので満足感はあるけれど、ここ数ヶ月はやりすぎたので、10月はちょっと休みたい次第。

最後に主催の谷口さん入魂の出展者全員のレビューをシェアして終わろうと思う。これだけの人数と話すだけでも大変なのに、熱い思いで臨んできた作家全員にレスを返すことがどれだけ大変かおわかりだろうか。主催側と出展側の熱量のぶつかり合いがUnknown Asiaの醍醐味であろう。

 

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