七夕の夜に世界平和を願う

CW031

Twitterで短冊メーカーなるものがはやってたので僕も書いた。
↓これだ。

┏┷┓
┃ ┃
┃世┃
┃界┃
┃が┃
┃平┃
┃和┃
┃に┃
┃な┃
┃り┃
┃ま┃
┃す┃
┃よ┃
┃う┃
┃に┃
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僕が世界平和を願うのは、世のため人のためではなく、完全に「自分のため」だと言っておこう。なぜなら平和じゃないと自分が損をするから。なんで損かというと、平和じゃないと「シェア(共有)」できないから。


 

■共有でリッチな生活

今はシェアハウスなるものが流行ってるけど、あれは「自分の家」ではないけれど、家は持っているよね。それって家だけじゃなくて、地球全体にいえることだと思うんだ。僕らは地球を「共有」してるの。そしてあらゆるサービスや物を共有することで、豊かな暮らしを実現している。

例えば…

これ僕の庭です。家から自転車で5分くらいのところにある大濠公園。


 

そしてここは僕の読書部屋
毎回プロのバリスタがコーヒー入れてくれて、常に部屋もきれいに保ってくれている。



 

東京にいる時はここが僕の作業部屋。月1万円弱で、スタッフの方々が作業しやすい空間や本をそろえてくれている。


 

3つ上げただけで、自分が贅沢すぎてヤバいけど(笑)、もちろん僕だけじゃなくみんなすでにこのくらいは持っている。

大濠公園を自宅の庭に作ったら、その建設費、維持費は数百億単位はいくだろう。でもこうやってみんなで使えばタダ同然。近くに住めば自分の庭とほぼ変わらない。
おいしいコーヒー飲みたいならプロのバリスタ雇うと高いけどスタバに行けば300円だし、六本木ヒルズの1フロアだってみんなで使えば郊外の安マンションの一室に事務所を借りるよりも安上がりだ。

つまり「自分の物にする」=「独り占めする」という発想は労力の割にめちゃくちゃ非効率で高くつくけど、みんなで「共有」すれば安価あるいは実質タダで「持つ」ことができる。僕らは共有をすることで地球全体の恵みをすでに持っている。山も海も空もタダ。この国に住んでいればきれいな水もタダ同然。豊かだよね。贅沢しちゃってるよね。

 

■平和じゃないと共有できない

でもその共有を阻むものが、戦争や犯罪なんだよね。それらによって僕ら共有の財産が、実質入れなかったり使えなかったり、壊されたり荒らされたりしているのは悲しい。

第二次世界大戦のドキュメンタリーで、日本と戦っていたアメリカ兵が、奥さんへ宛てた手紙で、「戦争しなければ僕らはお互いの文化をシェアできたのに、もったいない」と書いていたことが紹介されていたけど、僕が戦争を否定し、平和を望む一番の理由がそれで、実質世界中を移動できるようになった僕らにとって、どこで戦争が起きようが、それは僕ら地球人全体の損害なの。自分たちで自分たちの財産を破壊している実にダサイ行為だ。

砂漠や地平線が好きな自分にとって、アフガニスタンはとても魅力的な国。しかしあそこで紛争が続く限り、僕は行くことができない。これ僕にとったら人生の大損害だよ。早くアフガニスタンが平和になって、お互いの住んでる国の風景や文化をシェアできるようになったらいいと思う。

今のところ地球全体が平和になる仕組みも策も見当たらない。でも僕は諦めないで死ぬまで世界平和を願い続けるだろう。なぜなら自分が豊かになりたいし、死ぬまで地球の財産を可能な限り味わいたいから。そのためには負の感情に流されず、自分の発言や行動には常に気をつけていきたいと思う。

いつか平和になったアフガニスタンで、風景を楽しみながらアフガニスタンの人たちとアフガニスタン料理を食べてみたい。そんな日を夢見ながら七夕の夜に世界平和を願う(自分のために)。

おしまい。