最高の豊かさについて考えた記録

IMG_1869

前回の記事からちょこっと続き。

前回の世界平和とリンクした形で、最高の豊かさについて考えたことを書いてみたいと思う。

僕らは長く続く平和と、テクノロジー、交通の発達によって、人類史上かつて無いほどの自由を手に入れている。具体的に言えばPCの小型化、スマホの普及により、どこにいても仕事やコミュニケーションが容易にできるようになったこと、LCCの登場により安価に世界に行けるようになったこと(日本はまだまだこれからだけど)etc…。

つまり金銭的、時間的、精神的、肉体的コストをあまりかけずに世界を周り、地球中の恵みを共有できるようになった。いずれ翻訳技術の向上で言葉の壁も低くなり、世界中の人たちと話すことができるようになるだろう。

そんな中で一番の豊かさって何かって言えば、「移動」だと思うんだよね。
移動することで、この時代を生きる僕らにとっての恵みを最大限得ることができるから。

ちょうどいい動画があるので、はっておこう。オーストラリアの旅行会社の動画らしいけど、すごくよくできている。

僕らは移動することによって世界中の風景や空気を楽しむことができる。

 

そして世界中のおいしい物を食べることができる。

 

更に世界中の知と文化を共有し、世界中の人と友達になれる。

 

■僕らはすでに大富豪

現時点での豊かさってこういうことなんだろうと、僕は考えている。

最近若者は贅沢しなくなったとか言われるけど、それは古い価値観に捕われた勘違いだ。なぜならこの時代に生きてる僕らは、少し前の大富豪とかが大金つんでもできない贅沢をすでにやってるから。

着心地抜群なユニクロの服を着て、足が疲れにくいクロックスやナイキのシューズをはいて、アップルが作ったスーパーコンピュータをポケットに入れて、LINEで友達と話しながら、ぶらっと地球の裏側まで行っちゃったりできるわけ。

そんな時代にブランド品や高級車なんかで満足できるわけがない。

今までの贅沢というのは、基本的に住んでいる場所や地域から「動かない」ことを前提に考えられていると思うんだよね。一つの地域にずっと住み続け、別の場所に行くコストが高くて動けないなら、隣の住人よりもいい家に住んだりとか、そういう金銭が物を言うドメスティックな背比べで、上のほうにあるものが贅沢だったのだろう。

しかし今の若者はそんなものでは自分の欲は満たせないことを最初から知ってて、金銭的な贅沢ではなく、自分の人生をどのくらい有意義に過ごせるかに価値観がシフトしている。それにはどれだけ動き、体験するかが重要であり、持っている物がいくらかなんて全く意味がない。目指すものは金銭的な価値とは別のベクトルにある、好奇心を満たしてくれる自分なりの何かだ。

そもそも移動できればさ、上の動画みたいに常に新しいものに出会えるし、世界中の美味しいものを食べられるし、世界中の人と友達になれるのよ。それに比べたら昔の贅沢なんてちっぽけなもの。僕らは金をあまりかけずとも昔の大富豪以上の贅沢が簡単にできる環境にいるってのはポイントだよ。共有することで何でも持ってるの。

豊かさは世界中に転がっている。移動することでそれらを享受し豊かになれる。21世紀は移動の時代。移動できる環境こそが豊かさともいえる。僕はその豊かさのために全力を尽くすと心に決めた次第です。

おしまい。