2回目の3.11

東日本大震災から2年がたった。

あの日僕は六本木ヒルズの40階でその時を迎えた。
家族の無事が確認できてホッとした反面、Twitterに次々と上がってくる津波の画像に驚愕しつつ、電車がとまって帰れない現実をどうしようか考えていた。

 

40階から見える機能が麻痺した東京を照らす夕日は、正直不気味だった。

 

まだ「あの日」は終わっていない。
この国は未だに非常時にいて、国民の心も未だ非常時だ。要するにまだみんなパニックなの。当然僕もね。

今日メディアにあふれているような感情論はいくらでも言えるけど、本当の意味で振り返ることができるようになるまで、あと5年はかかるだろう。今はパニックが収まっていないことを自覚して、悪き方向にいかないよう注意したほうがいい時期だと思う。