福岡いい街研究所-02:生活コスト

いい街研究所2回目は生活コストについて。
生活の質とかかるお金について考えてみた。


 

■福岡はコストパフォーマンスが抜群な街

まず上げられるのが家賃の安さだろう。ワンルームなら2万円台から建物も立地もそこそこなアパートに住めるし、家族用の賃貸も東京に比べれば3〜4万円くらいは安い。それでいてちゃんとした都市なので、東京での生活の利便性と比べて感じる不自由さは特にない。

 

自転車で移動すれば交通費もかからない。

ご飯も安くてうまい。

 

僕は一時期アジア移住を真剣に考えていたことがあった。東京からの仕事をこなしつつ、日本円で報酬をもらい、物価の安いアジアで生活すれば、為替ギャップで贅沢な暮らしができるのではないか、と企んでいたのだ。

実際何度かアジアの国に行ったり、調べたりしたが、そこでわかったことは、アジアで現地レベルの生活をすればそれなりに安くすむが、当然日本よりも生活の質は落ちる。しかしそこを補おうとすると、日本での生活よりも高くついてしまうことが多い、ということだった。自分一人ならば何とかなるだろうが、子供も一緒だと生活の質云々の話は慎重にならざるを得ない。

ならば日本の生活はそのままでコストが安い福岡が、実は自分にとってアジアのベストプレイスなのではないかと、現時点では思っていたりする。生活の質と、かかるコストを天秤にかけた場合、福岡はとても良い選択肢になるのは間違いない。

僕は東京と福岡を移動することが多いが、ジェットスターを使えば往復2万円もかからない。つまり移動費含めても東京で暮らすより安くつくのだ。東京で暮らしていた時には気づかなかったが、一度離れてみると東京は金がかかる街だなぁと痛感する。

日本で生活コストを考えた場合、安い地域というのはたいてい、田舎だとか、駅から遠いとか、そういう生活上の利便性で決まることが多いが、世界では、利便性だけではなく、治安や教育レベルにも深く関わっているので、注意が必要だ。福岡は日本では治安が悪いと言われているそうだが、アメリカなど他の国に比べれば話にならないレベル。少なくとも福岡市内に暮らしていれば何の問題もない上に、街がきれいでむしろ東京より安全に思えてくる。その意味でも素晴らしくコストパフォーマンスのいい街だ。

 

 

つづく