山はすごい。

「山すごいなー」

「いやーすごいな山は」

「山はホントすごいよね」

山のない東京という街に育った人間(自分)が、九州に来て何度も発した言葉。

ワイフ(九州育ち)には多分理解されてないだろうし、「すごい」という形容詞でしか表現できない自分の語彙力もアレだなとは思うけど、この山の存在感がとにかく「すごい」のだ。

「木々の葉は、日照量を最大限浴びられるように、一枚一枚並んでいる」と養老孟司さんが言っていたけど、その木と葉の集合体である巨大な「山」という存在感、迫力はすごい。

生命体の塊という意味でいえば、ヌーの群れが大地を移動する時の迫力と似たような感じなんだろうか? それとも無数の草木が作り出す巨大な造形物の威圧感のような感覚か?

まあ理屈はどうでもいい。とにかく山はすごい。
アメリカのグランドキャニオンもでかくてすごいと思ったけど、日本の「山」も負けてないんじゃないの?と今日久々に佐賀に来て思った。

このすごさは写真や映像では表現できないので、東京とか住んでる人は、短い期間でもいいから山の麓で少し暮らしてみるといいと思うよ。山の良さがわかるイコール日本の良さがわかるということだし、日本の風土・文化が体で理解できるというのは、日本人として貴重な体験だと思う。(ちなみに友人がいるナイロンガールズも今月から福岡で田舎暮らしにチャレンジしているらしい → 上毛町ナイロンガールズ

以上、山はすごい。おしまい。