ランニングとエネルギーと大濠公園と

梅雨が明け真夏日全開な今日も、僕のフェーバリットパーク大濠公園はたくんさんの人がランニングしている。健康管理のため、体力をつけるため、ダイエットのため、みんな目的は様々だろうが、最近僕はランニングこそが一番お手軽なエネルギーの放出の仕方だと思ってる。

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全ての生命体はエネルギーを出し入れして、ちょうどいいエネルギーバランスを保ちながら生命を維持することでこの世に存在している。というか、乱暴に言えばそれしかしていない。食べることはもちろん、光を浴びることや酸素を吸うことでエネルギーを得て、排泄や、体から熱と光を出すことで、余剰分のエネルギーを放出する。

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感情もエネルギーで、先のワールドカップで自国の選手がゴールを決めた際に観客が飛び上がって喜んだり、大声を出したりするのも、突然上がった感情というエネルギーを放出するために体が勝手に動いてしまう生理的現象だ。

ただ人間は高度な社会性を持つ生き物なので、喜んだり笑うことは普通にできるが、負の感情、例えば怒りや悲しみを感じた時に、それをそのまま体を使ってアウトプットすることは難しい。何か気に食わないことがあって、湧き上がった怒りを体が求める通りに爆発させるのが一番心身にはいいんだろうけど、大人になるとそのへんはなかなかね…。

そしてその出せないエネルギーをそのまま溜め込んでおくと、体のどこかに負のエネルギーとして残り、病気等よくない形で現れる。僕はこの世に「我慢強い人」なんていないと思っていて、理性で我慢しても、身体は正直だから溜め込んだエネルギーは何らかの形で出ると思うんだよね。いくらあの人は理性的とか、ストレスに強いなんて言われても、突然倒れたり病気になって早死にしたら意味がない。

だから最初に書いたように、その観点から見てランニングって一番お手軽かつスマートにそれらのエネルギーを放出できる方法だと思うんだよね。走り終わった際に感じるスッキリ感はおそらくそういうものではないかと思うし、ランニングする人に富裕層や意識が高い人が多いのも、エネルギーを一度リセットして新たに課題に向き合える好循環がもたらす作用なのではないかと思う。

なぜどこの国でも経済が成長すると「ストレス社会」というものが訪れるのか。それは人が体を動かさなくなることと密接に関係していることは間違いないだろう。ストレスが貯まることも、肥満になることも根本は同じだ。体を動かす機会が失われたことによって、エネルギーの出口がなくなってしまった結果起こる身体的・精神的影響であろう。水と同じで、エネルギーも滞留させたら腐っていく。エネルギーを正常に流すために、僕らは意識的に体を動かさなければならない。

そして今日も大濠公園は人々を健康にしている。

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というロジックで大濠公園の近くに引っ越せないものかと思いつつ、賃貸検索サイトを眺めているところです。走っている人たちの横で。

もうちょっと続く。