本を200冊以上電子化した話

iPad miniを買ったので、先週は狂ったように自炊(本の電子化)をしていた。

前から部屋にたまっている書籍や雑誌を全部スキャンして捨ててしまいたい願望に取り付かれていたので、iPad mini購入のタイミングで一気に実行へ。仕事や睡眠そっちのけで、断裁&スキャンに熱中した。

 

スキャナーは当然富士通のScan Snap。言わずと知れた自炊の名品ね。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

そして断裁はカール事務器のディスクカッターという製品。

カール事務器 ディスクカッターA4サイズ対応 丸刃40枚裁断(2往復) ブラック DC-210N

この製品のメリットは断裁機にしては価格が安い。コンパクトで軽いのでしまいやすく、刃が露出してないので安全で扱いやすい。そして断裁も簡単。
デメリットは断裁できる厚さが限られているので、セットする前に本をカッターで切る手間がかかること。
でも慣れればカッターで切るのも楽だし、何より扱いやすいので、たまに自炊するならこれで十分だと思う。

 

ひたすら本を断裁→スキャン→PDF統合の繰り返し。

休日とかは5歳の息子が自炊作業を興味深そうに見てくる。今はちょうど紙から電子に以降する過渡期だから、彼が大きくなって電子が主流になる頃には、「お父さんは昔わざわざ本を切ってスキャンしてた」なんて言われることになるのだろうか。

 

そして部屋にあった200冊以上の本&雑誌を電子化!
45リットルゴミ袋3袋分の紙がなくなり、部屋はめちゃくちゃスッキリした。気分もスッキリ!

iPadの容量が限られているので必要な本のみを取り込み、残りは外付けHDDへ。いずれDropboxあたりを使ってクラウド上に本棚を作る予定。そうすればネットさえ繋がっていれば全書物がいつでもどこでもiPadで観覧できるようになる。なんて素晴らしいんだろう。

 

iPadに入れたのは主に仕事で参考にする本や雑誌、好きなアーティストの作品集など。

東京と福岡を往復するように生活しているので、このデザインの資料的な書物が両方の自宅に散らばっていることがずっと不満だったんだよね。東京に残っているデザイン系の書物も早めに電子化してiPad上にまとめてしまいたい。

 

電子化した書籍を読むアプリは「i文庫HD」が今のところベストだと思う。
日本の書籍を読むことに特化しているので、右開きや左開きが設定できたり、書籍リーダーとしてかゆいところまで手の届く秀逸なアプリね。DropboxSugarSyncから直接ダウンロードできるのもいい。

 

それにしてもこうやって一つの画面にデザイン系の書物や好きな作品集が集約されている様は、見ていて爽快である。今まで必要な時に本棚を探していたことを考えると、とても便利な時代になったものだね。

東京の自宅にある本の量を考えると、まだまだ自炊の旅は当分続くと思われる。