富山で日本の豊かさを満喫してきました
先日、帰省を兼ねて家族で富山に行ってきました。
今回で富山は2度目なんですが、やっぱりとてもいいところですね。景色がきれいで、ご飯も水も美味しいです。
たまに田舎は「何もないところ」と表現されることがありますが、考えてみればおかしな概念ですよね。物が溢れている都市に比べてそのような表現をするのでしょうが、都会で暮らしてきた僕からすると、「田舎って何でもあるな…」とうらやましくなります。
美味しい野菜がとれて、新鮮な魚介類がとれて、水もきれいで、米もうまくて、空気もうまい。もう足りないものは何もないんじゃないかと。
こういう日本の自然を見るたびに、日本に仏教が伝わった際のエピソード的な学説をよく思い出します。日本は仏教国ですが、インドで生まれたオリジナル(と言われている)な仏教と、かなりかけ離れているとよくいわれます。そうなった要因は諸説ありますが、その中の一つに、「自然環境の違い」があります。
簡単にまとめると、インドの厳しい自然環境の中から生まれた、「この世は穢土(けがれた土地)である」という発想が、豊かな自然に囲まれて生きてきた日本人には理解することができず、仏教の普及には別の解釈が必要だった、というものです。
もちろんそれは数ある要因の中の一つの「説」に過ぎませんが、日本の自然豊かな場所に行く度に、それは確実にあるだろうと思わずにはいられません。
海外をまわると、気候が厳しく、植物らしい植物が生えない「不毛の地」がたくさんあります。そんな文字通り「何もないところ」を見ると、どこに行っても「何でもあるところ」な日本は、本当に恵まれた土地であることがよくわかるわけです。言ってみれば僕ら日本人は、「日本に生まれただけでラッキー」ということができます。山には木々が生い茂り、川が流れているのは、僕ら日本人には当たり前の光景ですが、世界的に見れば実に有り難いことです。
そんな有り難き「何でもあるところ」を堪能した5日間でありました。また近いうちに富山に戻ってきたいですね。
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